おこめ券。
去年は何かと色々こじらせてしまい
伊達英二と闘ったわけでもないのにこれまで人生で味わったことの無いブレイクショットを体験しましたよ。いててて。
まだろくに傷も癒えず、身も心もこじらせまくっているので新年のごあいさつもおこめ券ですよおこめ券。関西人ならみんな大好きおこめ券。
振り返ると2017年後半ロープ際に追い込まれてからの精神的な攻撃がきつく、思わず自分でタオル投げようかと思ったほどでした。
あまりの猛攻に
「ちょっと待て、どうしたオレの人生?何が起こってる?」と、過去にこれに匹敵するような出来事は果たしてあったのか?を確認するためにEvernote開き、早くも薄れつつある過去の記憶を振り絞って「オレ国志・正史」という名のドキュメントファイルを作成しました。
その結果、女子高生のLINEより薄っぺらい2byte程度のオレ国志・正史が完成したけど、この2017年に匹敵するダメな年代は思いつきませんでした。
友人に紹介してもらって入った場末の車のパーツ工場が、どんどん縮小して最後は事務員も全員辞めて友人も辞めていかにも社長の女と思われるアジア系の片言で話すメグちゃんというホットパンツはいた女の子が事務員になったり、小さいウエストポーチ持った歩き方に独特な特徴のある青年が「社長いてる?」としょっちゅう訪ねてくるようになり、結局メグちゃんもすぐいなくなって、いよいよオレと社長だけになった挙句、ある日社長の作業場から「ドン」という軽い爆発音がして見に行ったら火の海のど真ん中で「消防車!消防車!」と叫ぶ社長がいて、社長と真っ黒になって消火活動をするという謎の共同作業を最後に職を失った、あの年よりもダントツにキツかったです。
いやーやるわぁ~2017年、みんなも2017年には気をつけたほうがええわ。
相変わらず余談だが、火の海の真ん中で携帯片手に
「…えーと!…119番って…何番やったっけ!?」と仰る社長のお姿にパニックの真髄というものを教えてもらいました。
それにちゃんと
「あ!…えーと!119です!」と答えた順応性の高いオレ、
「そうか!よっしゃ!電話するわ!」と答えた社長、
あまり気の合わなかった2人ですが、最後はピッタリ息の合ったボタンの掛け違いを出来たように思います。
社長は今でもお元気でしょうか?
少なくなってきた社員みんなを無理して焼肉につれて行ってくれたとき、すっかりゴキゲンになった社長はビール片手に
「おれアナルが一番好きやねん」と、急に口火を切ったこともありましたね。
一瞬、通しか知らない焼肉店のメニューかなと思うほど唐突で場違いな話題チョイスに、女子社員が一斉に箸を置いたのは今でも忘れられない名場面です。
あれから時々風のうわさも聞きましたが、どれもこれもコンビニのゴシップ雑誌ばりによからぬ噂ばかりで、どれを信じたものかは測りかねますが、お元気であれば何よりです。
そんなパニックだった年も、あの2017年に比べたら小兵です。2017年が伊達英二なら、あの年なんてデビュー2回戦目の藤原義男ですわ。
そんな怒涛の2017年を乗り越え、どうにかご対面ですよ2018年。
どうかブレイクショットとか打たない優しい子でありますように。